ファン付き作業服を着ながらの溶接には注意が必要です
[2024.09.11]
こんにちは。愛知県名古屋市の産業医、馬渕青陽です。
今回は、熱中症対策の強い味方、ファン付き作業服についてです。
暑いからこそ、ファン付き作業服を使うと思うのですが、
アーク溶接中の火花がファンから服の内部に入り、作業者が重症の火傷を負う労働災害が発生しています。
溶接中や火の近くでファン付き作業服を使う際には注意が必要です。
ファンに取り付けられる金属製のフィルターが市販されているので、それを使用すると
吸い込まれる火花の90%以上をカットできるようです。
コストはかかりますが、難燃性の下着を着ることも有効です。
またそもそも溶接をする場合にファン付き作業服を使用しないという選択肢もあります。
安全に気を遣いながら、明日からの安全な作業に取り組みましょう。