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主治医と産業医の意見が食い違う場合にどうしたら良いか

[2024.08.03]

こんにちは。愛知県名古屋市の産業医、馬渕青陽です。
今回は主治医と産業医の意見が食い違った場合、どうしたら良いかということをテーマに書いてみます。

主治医と産業医の意見が食い違うのは、休職からの復職時に多いです。
というのも、主治医の先生は労働者からの情報をもとに、日常生活を送れているかどうかをベースに就業について判断され、
産業医は労働者、会社からの情報をもとに、職場に適応できるかどうかもとに就業について判断するためです。
ですので、一般的には産業医の判断の方が主治医よりも厳しくなります。

私は、産業医の立場として、主治医の先生との食い違いが生じた時には、主治医の先生に意見をお伺いするお手紙を書くことが多いです。
主治医の先生は、その方が具体的にどんな仕事を、どんな環境で、どれだけの時間、従事されているのか詳細にはご存知ないことが多いので、
まずこちらから仕事の内容や環境についての情報提供をした上で、現状認識と今後の見込みについて産業医としての見解を共有させていただきます。
その状況で主治医の先生から就業に関するご意見を再度お伺いすることで、
医学的見地からのご意見も含めて総合的に判断頂くことができ、
適切な就業配慮をもとに、スムーズな復職につなげることができる例が多いと感じています。

私は、産業医はスムーズに職場が回るための「調整役」だと感じています。
もしお困りのことがございましたらお気軽にお問い合わせください。

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