中部産業医・労働衛生コンサルタント 名古屋

こんにちは。愛知県名古屋市の産業医の馬渕青陽です。

先日、墜落災害防止というテーマである記事を読んだのですが、
そこに「人の頭の硬さはかぼちゃと同程度」という記載がありました。

正直、どうやって測定したのだろうと思いつつ、
私が今までに聞いた労災の中では、1m程度の段差やテールゲートリフターから
ヘルメットなしで作業していて落下して頭を打って重体という労災も複数あったので、
さもありなんという感じです。
なぜなら、頭から転倒した場合、高さ1mだとしても身長分があるので、
頭は2.5m〜3mほども落下していることになるからです。
かぼちゃだとしたら容易に割れてしまうと思います。

だからこそ1mの高さであったとしても、
ちゃんと墜落時保護用のヘルメットを被ることはとても大切だと改めて思いました。
ヘルメットを被ることで、落下した時の頭部への衝撃は大幅に小さくなります。
条件にもよりますが３分の１〜１０分の１位だそうです。

たった1m、たった50cmの高さが命取りになります。
改めて、高所作業はより慎重に取り組んでいただけるように
お伝えしていこうと思いました。